運用編

SharePointのドキュメントフォルダを学習する方法

SharePointアプリ作成

  1. ブラウザにてSharePointサイトにログインし、学習したいドキュメントフォルダが格納されているグループのホーム画面を選択します。
  2. 以下のURLでアプリケーション登録用の画面を表示します。

    ホーム画面のURLの後に/_layouts/15/appregnew.aspx

  3. 各項目を入力します。

    ・クライアントID:「生成」ボタンを押して生成 *1
    ・クライアントシークレット:「生成」ボタンを押して生成 *1
    ・タイトル:任意のアプリケーション名を入力
    ・アプリドメイン:任意のドメインを入力 例)localhost
    ・リダイレクト先のURI:例)https://localhost

    *1:生成に失敗する場合、こちらを参照

    「作成」をクリックすると、「アプリが正常に作成されました。」のメッセージが表示されます。
    各項目の入力内容は控えておいてください。

  4. 以下のURLでアプリケーションへの権限付与用の画面を表示します。

    ホーム画面のURLの後に/_layouts/15/appinv.aspx

  5. 各項目を入力します。

    ・アプリID:先ほど作成したアプリケーションの「クライアントID」を入力します。
    「参照」ボタンを押すと、その他の項目が補完されます。

    ・アプリの権限要求XML:以下の値を入力します。

    <AppPermissionRequests AllowAppOnlyPolicy="true" >
    <AppPermissionRequest Scope="http://sharepoint/content/sitecollection" Right="Read" />
    </AppPermissionRequests>

    「作成」をクリックします。

  6. 確認画面で「信頼する」をクリックします。

チャットボットの作成

  1. 画面上部の「チャットボット一覧」より、作成したチャットボットをクリックします。
    チャット作成ボタンをクリックしてからそのまま登録も可能です。
  2. チャットボット名を付け、任意で分類タグを追加したら「次へ」をクリックします。
    分類タグは後から追加することも可能です。
  3. 「クラウドストレージを追加する」から「SharePoint(旧)」をクリックし、以下の項目を入力します。
     
    • クライアントID
      「SharePoint アプリ」のクライアントID
    • クライアントシークレット
      取得したクライアントシークレット
    • サイトURL
      学習したいドキュメントフォルダが格納されているグループのホーム画面URL
    • フォルダID
      ダウンロード対象フォルダにアクセスしたURLの「id=」より後ろから「&」の前までの文字列
      ※ドキュメントフォルダ直下を指定する場合は空欄

      例)ドキュメントフォルダ内の「マニュアル」フォルダを学習させたい場合

       ドキュメントフォルダのマニュアルを開きます。

       ドキュメントフォルダを開いたときのURLから「id=」より後ろから「&」の前までの文字列がフォルダIDとなります。

    • 除外フォルダID
      ダウンロード対象外のフォルダにアクセスしたURLの「id=」より後ろから「&」の前までの文字列
      ※サブフォルダも除外対象
  4. 入力が完了したら「追加」をクリックします。
  5. 「現在登録中のデータ」に追加されたことを確認し、「確認して学習」をクリックして項目を確認します。
  6. 内容に問題がなければ確認画面にて「学習を開始する」をクリックして学習を開始します。
  7. 学習を開始したら「チャットトップへ」をクリックします。
  8. 学習終了後「確認用URL」をクリックして、チャットの動作を確認後、問題なければ「適用」をクリックします。

学習データを削除する手順

  1. SharePointサイトにログインし、削除したい学習データを削除します。
  2. amieの管理画面にログインし、チャットボット一覧から該当のチャットボットをクリックします。
  3. 左側の「チューニング」→「チューニング」の「学習データ更新」をクリックします。
  4. 右上の「更新」ボタンをクリックします。
  5. チューニング画面に遷移するので、「学習開始」をクリックします。
  6. 左側のメニューの「ホーム」をクリックし、学習状況が「学習完了」になるのを確認してください。
  7. 画面を下にスクロールすると「確認用URL」から、チャットボットへ質問することが可能です。
    質問をし、学習状況に問題がなければ「適用」をクリックして完了です。

SharePointのクライアントID、シークレットが生成できなかった場合の
対応方法

SharePointのクライアントID、クライアントシークレットの生成に失敗する場合、下記のようなメッセージが表示されることがあります。

原因

Microsoftのセキュリティ対策が強化されたために発生する現象です。
この機能強化によりSharePoint管理者以外による、クライアントID、クライアントシークレットの生成ができなくなりました。

解決方法①

SharePointで作成したサイトへのアクセス権限を持つSharepoint管理者が本マニュアル作業を実施することで解決します。

解決方法②

注)こちらはセキュリティ対策をアップデート以前の設定に戻すことでサイト管理者によるクライアントID、クライアントシークレットの生成を可能にする方法です。
会社のセキュリティ規約に準拠したうえで実行してください。

Sharepoint管理者により、以下の手順を実行します。

1. SharePoint Online Management Shellをダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35588

2. SharePoint Onlineに接続します。下記コマンドを実行します。

Connect-SPOService -url https://-admin.sharepoint.com

3. 認証画面が出現するのでメールアドレス、パスワードを入力し、画面の指示に従い二段階認証を行います。

4. サイト管理者がクライアントID、クライアントシークレットを生成できるように設定します。
下記コマンドを実行します。

 Set-SPOTenant -SiteOwnerManageLegacyServicePrincipalEnabled $true

上記実行後、しばらく時間をおき、再ログインしたうえで本マニュアルの手順を実行してください。

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